ハイレゾ音源(ハイレゾリューション音源 / High-Resolution Audio)とは、20kHzを超える高周波数音を含む音源のこと。
これまで人の可聴領域(音を聞き取れる聴覚の限界)は20Hz~20kHzとされてきており、そのため音楽CDの高周波限界域は可聴領域までの約20kHzと限られています。一方ハイレゾは、20kHzを超える高音質・広域帯で録音されており、その情報量はCDの約3倍。音の表現力の差は、約555倍にもなります。
近年の研究により、人によっては20kHzを超える高周波数音を感知できている、あるいは聴こえなくても感じられていることがあきらかになり、さらにハイレゾ音源がリカバリーに重要な役割を果たす、自律神経機能に影響をもたらすことがわかってきました。
身近なところでは、川のせせらぎや鳥のさえずりなど、自然音には豊富に0kHz超の高周波数音が含まれていることがわかっています[1]。
参考:[1]日本における森林医学研究 宮崎良文, 池井晴美, 宋チョロン 日本衛生学雑誌 69(2): p.122-135(2014)