休養市場規模2023

神奈川県 未病産業研究会と連携し、リカバリー(休養・抗疲労)市場2023年は5.4兆円と推計2019年の3.9兆から1.4倍に

2023年のリカバリー(休養・抗疲労)市場は5.4兆円と推計、2019年の3.9兆円から1.4倍の規模に成長をしています。2021年に発表した、2030年の休養市場約14.1兆円と予測へ順調に市場形成の基礎が出来上がっており、更なる未病関連の市場創出を目指してまいります。

「リカバリー(休養・抗疲労)市場規模に関する分析サマリー」

■リカバリー(休養・抗疲労)市場2023年は5.4兆円と推計
■2019年のリカバリー(休養・抗疲労)市場の3.9兆円と比較して1.4倍になっている。
■ソリューション(個人行動)の中では、2023年も食関連が最も多く2兆1020億円、次いで 癒し関連が1兆981億円
■最も伸び率が高い項目は、衣服関連で約1.66倍、次いで運動関連で約1.59倍。
※詳しくは、リカバリー(休養・抗疲労)白書2023に掲載をしております。
※リカバリー(休養・抗疲労)市場規模に関するデータの商業利用は、白書購入企業様に限らせていただきます。
※人口換算は、総務省統計局の令和5年5月22日公表【2023年(令和5年)5月1日現在(概算値)】の20~79歳9217万人を採用し、性別・年代別に係数化を行い算出した。
出典URL:https://www.stat.go.jp/data/jinsui/pdf/202305.pdf

■リカバリー(休養・抗疲労)市場2023年は5.4兆円と推計

家計調査(2023年)に、休養分科会算出の独自係数(休養行動、疲労回復行動の実施率など)を掛け合わせた、2023年段階のリカバリー市場規模は5.4兆円となる。2019年のリカバリー市場の3.9兆円と比較して1.4倍になっている。今後2030年のリカバリー市場規模は14.1兆円と2023年と比較して、約2.6倍の伸びと推計をしており、ヘルスケア産業の伸び、及びソリューションのカテゴリーの幅が大きく増えていくことが予想される。

図表1:リカバリー(休養・抗疲労)市場規模2019年・2023年・2030年比較 (単位:億円)

■A:ソリューション(個人行動)が5.1兆円と大きいが、伸び率ではB:リテラシー(情報・センシング)が2.77倍に拡大

2023年の内訳は、A:ソリューション(個人行動)が5.1兆円、B:リテラシー(情報・センシング)が1675億円、C:サポート(健康経営・福利厚生)が766億円となっている。2019年からの伸び率は、A:ソリューション(個人行動)約1.33 倍、B:リテラシー(情報・センシング)が約2.77倍、C:サポート(健康経営・福利厚生)が約2.35倍の伸びになっている。

図表2:Aソリューション(個人行動)の項目別市場規模2023年(単位:億円)

図表3:Aソリューション(個人行動)の項目別市場規模2021-23年比較(単位:億円、倍)

■ソリューション(個人行動)の中では、2023年も食関連が最も多く2兆1020億円、次いで 癒し関連が1兆981億円

2023年の最もリカバリーの為に個人消費されている項目は食関連が2兆1020億円となっており、癒し関連の1兆981億円とこの2つのカテゴリーが1兆円を超える市場規模になっている。次いで、睡眠関連が7215億円、住関連が6795億円、遊ぶ・学ぶ関連が3890億円、衣関連が1438億円、運動関連が330億円と、まだまだ小さいながらもアクティブレスト(積極的な休養)という考え方が浸透しつつある。

図表4:Aソリューション(個人行動)の項目別市場規模2030年(単位:億円)

※Aソリューション(個人行動)の項目は下記の区分で算出を行っています。
◇癒し(リラクゼーション、セルフケア、スキンシップ①「対人」、スキンシップ②「ペット」)
◇衣(衣服(スポーツ以外))
◇食(食べ物(食材)、飲料、食スタイル(外食・調理))
◇住(住居・室内環境、日常生活行動・用品)
◇運動(運動、衣服)
◇睡眠(睡眠)
◇遊ぶ・学ぶ(趣味遊び(内)、趣味遊び(外)、娯楽、スキル向上)

■最も伸び率が高い項目は、衣服関連で約1.66倍、次いで運動関連で約1.59倍。

2019年から伸びている項目は、衣関連が1438億円(約1.66倍)、運動関連が330億円(約1.59倍)、住関連が6795億円(約1.52倍)、睡眠関連が6,705億円(約1.46倍)、食関連が2兆1020億円(約1.36倍)遊ぶ・学ぶ関連が3890億円(約1.25倍)、癒し関連が1兆981億円(約1.1倍)となっている。

図表5:Aソリューション(個人行動)を2019年・2023年を比較した市場規模の伸び率 (単位:倍)

【休養(リカバリー)市場規模 算出方法】

2023年推計:家計調査×住民基本台帳×休養投資係数
※休養投資係数【休養分科会での休養項目の選定を経て、ココロの体力測定2023より、疲労改善投資率・疲労改善ソリューションの実施率、未病産業研究会会員企業調査による市場参入意向、健康経営投資実施状況調査を基に独自算出】

【ココロの体力測定 2023調査概要】

期間:2023年 4月18日~5月23日
SCR調査対象:全国の20~79歳の10万人(男女各5万人)
方法:インターネット調査
調査項目: 10問
※疲労度合項目:厚生労働省「ストレスチェック」B項目を基に独自加工して、点数化
※集計データ:県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用

▼ 調査報告書「リカバリー(休養・抗疲労)白書2023」について

 ページ数:229P
 販売価格:90,000円(税別)※PDF版
 販売時期:2024年3月21日 本日より予約受付開始
 編著者:一般社団法人日本リカバリー協会
 調査協力:一般社団法人日本疲労学会、株式会社ベネクス、神奈川県「未病産業研究会」

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